拍手で光る「Clap Light」


Clap Lightは、指にはめて手を叩くことで、発電してをLEDの光を灯す、コンサート用の演出デバイスです。

コンサートで観客が「演奏のリズムに合わせて手を叩く行為」をヒントにして制作したClap Lightは
音楽の「リズム」を視覚化することで、耳が不自由な人でも音を見て楽しむことができます。
ステージで演奏する人も、ステージを見る人も、リズムを見ることができるので、一体感が向上します。

Clap Lightには、圧電素子(金色の円形のパーツ)が使われています。
圧電素子は,衝撃を加えると電圧を発生する圧電効果という特性を持っています。
この特性を応用することで、拍手によって発電を行いLEDを光らせています。

一番始めに作ったClap Lightは、ヘアゴムに電子部品を接着剤で取り付けていたため、
強度が低く使用中にハンダ付けされた圧電素子が外れる等の問題が有りました。
また、制作の工程が多く、時間がかかるという問題もありました。
これらの問題点を解決するため、今回はカッティングプロッターのCraftROBOを用いて、制作を行いました。

指にはめる本体の素材を紙に、導線(シールド)を銅箔テープにし、プロッターを使用することで
制作/試行錯誤のスピードをあげることができました。
今回は指にフィットするリングの構造を作るために、立体裁断を応用していますが、
この構造を考えるときにプロッターでモノづくりを行う利点が見えた気がします。

イラレのデータをすぐにプロッターでOUT→はめてみて改善点の確認→次の試作にフィードバック
このスピードを早めることで、依頼を受けてから約3週間ほどで250個のデバイスを製作し、納品することができました。
納品されたクラップライトは、長野県で行われたクリスマスのコンサートで使用され、多くの人が楽しみました。

今後は、紙と銅箔テープを使ったほかの回路の構築についても考え、応用として光るポストカードなどを製作する予定です。