“403 Forbidden” オープンしました。

東京の外苑前に”403 Forbidden”というコラボレーティブ・ワークスペースをオープンしました。

“403 Forbidden”に入居するメンバーは、多様なバックグラウンドを持った11名で構成されています。ここにはGenerative Idea Flowのメンバーも入居しており、普段はシェアオフィス的な側面を持ちつつ、その名の意味するところとは逆にメンバー間のシナジー/外部とのつながりを活かしたワークショップやイベント企画、また他のアーティスト・ラン・スペースと連携したエキシビションなど、領域を跨いだ活動を行っていく予定です。

“403 Forbidden”でのGenerative Idea Flowの活動としては、特にメンバーの個別/共同での作品制作のスペースとして、またデザイン手法の開発や検証を兼ねたワークショップ企画等を進めていきます。

「403 Forbidden」とは本来、Web上で閲覧権限のないリソースにアクセスした際に表示されるHTTPステータスコードです。私たちは“403 Forbidden”を、Webにおけるアクセス権のように更新・変更可能な場所として定義し、関わって頂く方々が発展を見いだせるような、より開かれた場を目指して運営を行っていきたいと思っています。

“Public-ation”展

IAMAS ユビキタス研究領域成果発表 “Public-ation”展において、これまで行ったワークショップのドキュメンテーションやアーカイブシステムに関する展示を行いました。またLED照明を制作しつつ、同時にその製作過程を記録していく、プロセスアーカイビングの手法を体験するワークショプを実施しました。
今回の展示に関わる活動は、IAMASアドバンストデザインプロジェクトのデザインプロセスに関する研究の一部としても位置づけられます。

ワークショップ
これまでに行った、インタラクションデザインのプロセスに焦点をあてた以下のワークショップについてボードで展示
・日藝WS1ースケッチワークショップ 赤羽亨+金箱淳一
・日藝WS2ー形態と機能ワークショップ 蛭田直
・日藝WS3ープログラムと視覚効果ワークショップ 高尾俊介
・日藝WS4ープログラムと動きワークショプ 原田克彦
・ものづくりオープンメソッドIAMAS・岐阜高専連携口座
 ラピッドプロトタイピングとアーカイブワークショップ 赤羽亨+細谷誠+高尾俊介

アーカイブシステム
デザインプロセスの保存・情報の共有を実現する環境としてプロセスアーカイビングシステムの研究開発に取り組みや、ワークショップにおける運用を試行についてボードとビデオで展示

ものづくりオープンメソッド IAMAS・岐阜高専連携講座 「ラピッドプロトタイピングとアーカイブ」

ものづくりオープンメソッド IAMAS・岐阜高専連携講座 「ラピッドプロトタイピングとアーカイブ」ワークショップを行いました。

近年、ラピッドプロトタイピングを 取り入れたデザイン手法による開発 が注目されており、レーザーカッターや3Dプリンタなどのファブリケーションツールを用いた個人によるものづくりが普及しつつあります。それに伴って、制作したモノや制作のプロセスを記録 (アーカイブ)して他者と共有することも重要になってきています。
今回のワークショップでは、ある程度コンピュータでの作画に慣れたユーザーを対象にして、Craft Roboやレーザーカッターを用いて、実際にラピッドプロトタイピングを行うワークショップを行いました。また同時に、その制作プロセスを段階的に記録し、蓄積されデータをWebサイトを通して共有する仕組みと、その利点についても体験できるものとしました。

前半のワークショプはLED照明装置を題材としました。プログラマブルなフルカラーLED照明ユニット「BlinkM」を光源として用意し、そのシェードをラピッドプロトタイピングしました。サンプルとして立方体の展開図をIllustratorファイルとして提供し、立方体の各面にカットするパターンをデザインすることから始め、展開図自体を自分で考えるプロセスへと進みました。CraftROBOでの出力に関してはワークショップアシスタントがサポートし、フォームと照明効果のデザインに専念する環境を整えました。最初のリフレクションから参加者のコメントは多く、互いにインスピレーションを得る場となりました。例えば、「光源が見えないほうがいい」という反省の声から、次フェーズで他参加者が二重のシェード構造をとりいれたプロトタイピングを行なうといった共有されたデザイニングの良い事例も現れました。

後半のワークショップでは、前半の意匠的な側面にフォーカスしたものとは対照的に、撮影用ライトボックスという機能をもった照明をラピッドプロトタイピングを行いました。照明部分は市販の電球型蛍光灯を利用し、撮影対象の形状に合わせたライティングをデザインするために、Illustratorで展開図を作成して、スチレンボードを素材としてレーザーカッターで切り出しを行いました。レーザーカッターでの出力は前半と同様にワークショップアシスタントがサポートする形をとり、機器の使用方法ではなくラピッドプロトタイピングにおける試作とリフレクションをワークショップ内で何度も繰り返せるようにしました。参加者は、自作の撮影用照明で前半のワークショップで作成したLED照明を撮影後、Web上の写真共有サービスを通じて共有することで、より参照しやすい撮影記録の方法を模索して、様々なモノの形状に対応する照明装置の試作を行いました。モノの特徴にあわせたデザインは勿論、用途を考慮した拡張性を持つ照明など、レーザーカッターを利用して迅速に加工組立が可能なラピッドプロトタイピングならではの試作の成果を見ることができました。