【「時計」展】ドキュメンテーション: g-i-fの展覧会制作参加


g-i-fは、「時計」interaction design workshop 展 [2011年7月29日(金)から8月6日(土)まで日本大学芸術学部江古田校舎A&Dギャラリーにて開催] に関して、メンバーによる出品だけでなく、企画・広報・展示設営・記録など展覧会制作全般に参加しました。

cdxplusx_g-i-fプロジェクトの成果発表の場として、日藝有志スタッフやゲストアーティストとの共同での制作プロセスとなりました。

準備段階では、展示企画からプレスリリースの作成、会場配布リーフレットの編集、広報活動に大きく関わりました。とくにリーフレットはg-i-fメンバーによる執筆編集で、裏面は全4回のワークショップ記録にもなっています。

実際の会場準備は会期一週間前から開始となり、展示什器などの制作は日藝側cdxplusxメンバーが進め、g-i-fは展示パネルのデータ制作などをオンラインの共同作業を通じて担当しました。開始前日からの設営は、現地入りし、共同での展覧会制作準備の仕上げとなりました。

会期中もオンラインで情報共有を進め、展覧会のアップデートにつとめました。都内在住メンバーは会場に足を運び、記録撮影などを行ないました。twitterなどの活用によるオンライン広報も続け、多くの来場者を迎えることができました。

会期最終日、展示終了後に各作品の撮影作業にも参加し、ドキュメンテーション作業への対応にもあたっています。
ドキュメンテーションとして作品紹介を進めているウェブサイト(http://cdxplusx.jp/)だけではなく、冊子の制作も計画しています。

展示制作への関与は、cdxplusx_g-i-fプロジェクトとして、学生との共同作業も多く含まれ、作品だけではなく展覧会制作自体を実際的に学んでもらえる教育的な側面もみられたことは大きな意味があったように思われます。

【WS4】プログラムと動きワークショップ / 原田克彦

Arduinoのモータ制御による駆動部とカッティングプロッタCraft ROBOで切り出された紙の機構部を用いて、基礎的なリンク機構と動き方を理解するワークショップ。動きのデザインと時間的要素について考えてみます。最初に駆動部としてArduinoに接続されたモータの回転速度/方向を制御する回路とプログラミングを学びます。次にカッティングプロッタCraft ROBOによって切り出された紙の歯車・リンクをリベットで組み合わせて平面上で基本的な機構をつくります。物理的な「動き」について理解するために基礎的なリンク機構や繰り返しで動く機構を組みます。モータの駆動部と紙の機構部を組み合わせることにより、動きの表現を行ないます。(協力: 阿部拓海)

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【WS3】プログラムと視覚効果ワークショップ / 高尾俊介

ArduinoとフルカラーLEDなどを利用して、時間経過に伴って光り方が変化する照明装置を作るための、プログラムとその視覚効果について検討するワークショップ。時計は、時間を時 / 分 / 秒で区切り、それを伝える道具です。このワークショップは、ArduinoとLEDを用いて状況に応じて変化する、アンビエントな時間の流れを通知する時計について考えるものです。前半では、電子工作およびフィジカルコンピューティングの基礎を段階的に学び、後半では、それまでに利用した回路とプログラムを元に、照明の色や明滅の周期といった光のパターンをプログラムすることによって独自の砂時計を制作します。

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【WS2】 形態と機能ワークショップ / 蛭田直

スピーカを題材に、スピーカ機能(音量・音質)の向上と造形的魅力をカッティングプロッタを用いてラピッドプロトタイピングするワークショップ。いうまでもなくスピーカの機能とは、音量・音質のことに他なりません。しかし、同時に製品とし ての側面からは造形的にも優れている必要があります。このワークショップでは、まずカッティングプロッタの基本的な使い方を学んだ上で、コンピュータで作図した図形を切り出し、さらにそれらを組み合わせて形をつくることによって、機能面と造形的魅力が両立する独自の形態を切り出して完成させます。

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【WS1】 スケッチワークショップ / 赤羽亨+金箱淳一 

「時計をデザインする」ことをテーマとして、スケッチメソッドを活用しながらアイデアを広げていく手描きのアイデアスケッチと、そこで得たアイデアをスタイロフォームで迅速に具現化する、形態のスケッチ(ダーティーモデリング)の2つからなるワークショップ。アイデアスケッチでは、IAMASのJames Gibsonによって開発されたスケッチ手法を改良した「Interactive Sketch」を利用して、短時間でなるべく多くのアイデアを出すことを試みました。また、ダーティーモデリングでは、スタイロフォームを使って、実物大のモデルを素早く作って現実空間の中にあるモノとして具現化を行ない、現実空間内でのスケール感のチェックや、他の人とのアイデアの共有を行ないました。

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【「時計」展】beyond 117 / 金箱淳一

撮影: 萩原健一

時報における音の構成要素を電子デバイスで再現したものです。
117に電話をかけた時、受話器の向こうに何があるのでしょうか。

【「時計」展】目寺言十 / 佐竹裕行

Kids達にとってはおなじみ、懐かしのXWindowの目のヤツ(xeyes)から着想を得た目の時計。
時間とともに表情が変えながら、時を伝えます(犬はおまけです)。

【「時計」展】Sand Clock / 赤羽亨

撮影: 萩原健一

Sand Clock – Orbital
アナログ時計で扱われる円環運動に焦点をあてた作品です。
単純化したモータの円環運動や、それに伴って発せられるモータの動作音など、極端に単純化されたアナログ時計の要素からも、私たちは時計の要素を感じとるのでしょうか?

Sand Clock – Binary
デジタル時計内でのデジタルの信号処理を視覚化した作品です。
もし、On / Offの2値の表現だけで、「時間」や「時計」というコンテクストが立ち現れるとするならば、きっと、そこがデジタルメディアの抽象性について考察する起点となるはずです。